カナダ生活
2024-09-01
バンクーバーの会社で事務兼デザイナーとして働き始めました【仕事探しの記録 – オフィス業務編 – 】
8月よりバンクーバーのとある会社にて、オフィススタッフ兼デザイナーとして働いています。
オフィス業務やデザイン業務の具体的な業務形態や業界・仕事内容は伏せますが、
自分が本当にやりたかったことができている環境で、いまとても幸せです。
日本から3年以上かけて準備をしてきたことと、カナダに着いてから諦めずに動きまくったことが、ようやくいま結果として実り始めているので、今回は具体的にどうやって仕事探しをしたのかを振り返ってみようと思います。
ちなみに7月から働き始めた飲食店は、オフィス勤務開始と同時に辞めました!完全英語環境のカナダの飲食店バイトという貴重な経験をさせてもらい、感謝です。
数字で振り返る、カナダでの仕事探し【オフィス業務編】
先日出した記事は生活費のための飲食アルバイト探しに関してでしたが、
それとは別でデザイン系・オフィス業務でも応募の記録をとっていました。
今回はそちらを紹介します。
応募総数
18件です。
飲食アルバイトと比べると応募数は少ないですが、一つひとつの応募に対してレジュメのデザインを変えてみたり、応募の時点で自分の特技をアピールできるようかなり時間をかけました。
何かしら返信が来た回数
12件。
これだけだと多く見えますが、ほとんどが日本の会社からです。
日本の転職サイトやインターン情報サイト経由で応募すると、応募してからひとまずデザイナーとしての課題提出を促されるため、その課題に取り組みました。
求人によっては他の選考と被り、そちらを優先するために課題の提出を辞めたりもしました。
なので、あまり参考にならない数字として捉えていただければよいかと思います。
インタビューに進んだ回数
3件。
内訳としてはカナダの会社が2件、日本の会社が1件です。
選考内容は後で話します。
実践した仕事探しの方法と統計
事務職・デザイン系に関しては下記の方法で仕事探しをしました。
■ カナダの会社へ直接応募 : 4件
■ jpcanada : 1件
■ Infraインターン(日本のインターン情報サイト) : 3件
■ その他日本の転職サイト : 10件
飲食アルバイトを探していたときとは全く違う傾向にありますね。
まず、そもそも求人の数が飲食店とは違って本当に少ないので、
興味を持った会社に直接レジュメを添付したメールを送ったり、HPのお問い合わせから連絡をしました。
また、カナダ国内に応募を絞らず、日本の会社でフルリモートで働けるような求人も応募しました。(結果日本の会社への応募のほうが多くなっていた)
実際のインタビュー・選考について
実際インタビューに進んだ3社の選考内容を可能な限り記録しておきます。
会社1 (結果:不採用)
こちらは日本の会社で、フルリモートとして選考に進んだ会社です。
インフラインターンを経由して応募した会社で、書類選考→インタビューに進みました。
オンラインでインタビューの時間をいただき、ほぼ雑談な感じで1時間以上お話をしました。
日本人なら誰もが知っているような美容会社のデザイナー出身の方が、独立して作られた会社です。
なので超絶凄腕デザイナーである社長さんと一対一でお話できたというのは本当に嬉しかったです。
いい感じに会話していたのですが、結果落ちてしまいました。
おそらく私の実績や経験不足が理由だとは思いますが、不採用の理由がどうしても知りたかったので社長さんにメールしてみました。(今のところ返信ないですがそりゃそうですよね。すみません!)
会社2 (結果:選考辞退)
こちらはバンクーバーの会社です。
求人を見た限り ザ事務職って感じの業務内容ではありましたが、会社のHPのデザインやSNSの投稿をみるかんじ、
「この求人、事務職+αでデザイナーとしての実績をアピールしたらだいぶ強いんじゃないか・・・?」
と思ったんですよね。
なので、レジュメやカバーレター、メールにはデザイナーとしての職歴や実績を全面的にアピりまくり、一応事務職枠で応募をしました。
その結果、1次面接に呼んでいただけた際にやっぱり本当に公式HPをリニューアルしたいということや、他の事業もやっていてそちらのデザイン業務もやってほしいという話がありました。
このカナダブログや他の制作物も面接前にじっくり見てくださっていて、とても気に入ってくださっていたのでデザイナーとしてなんだかすごく嬉しくなりました。(イラレで作ったレジュメも褒めてもらえた!)
私の場合は本当に大したことのない経験と実績だけど、これがあったおかげで仕事探しがだいぶ有利に動いてくれたなあと思いました。
最終面接にも呼んでいただけたのですが、すでに他の会社でオファーをいただけたので、こちらの選考は辞退させていただきました。
ご縁があったらいつか働きたいと思う、素晴らしい会社でした。
会社3 (結果:内定!)
こちらの会社が、現在働いている会社です。
働く前から業務内容や業界にとても関心があったので、カナダに来てすぐにデザイナーとして採用を検討してもらえないか、直接会社にメールを送りました。
その際にレジュメとカバーレターを添付し、ポートフォリオや過去の実績をリンクで送りました。
すると運良く、事務職を募集するタイミングだったようでせっかくだから事務職の選考も受けてみたいか?とオファーをいただき、そのままデザイナーとして&事務職として両方の選考を受けることに。
デザイナーとしての選考は、サイトリニューアルの課題をいただきそれのデザインとコーディング、WP化までさせてもらいました。
オフィス業務の選考としては、テストを受験→2次面接→最終面接って感じでした。
ちなみに一番最初のテスト、というか事務職の応募者総数、100人超えだったとのことです、、、
これは本当にありがたき機会。
期待を裏切らないように本当に頑張って仕事を覚えようと思います。
デザインに関しても定期的に制作できる環境をいただけることになり、私の中では理想以上の環境をいただけることになりました。
すごく印象的だったのは、制作させてもらったサイトやロゴデザインを社員の方々にものすごい褒めていただけたということです。
都内の制作会社時代は褒められた経験があまりなかったので、本当にびっくりしました。
「デザインだけでなくコーディングとCMSの構築までできる人はなかなかいない」と言っていただき報われた気持ちになりました。
web制作一連の流れを厳しく教えてくれた制作会社の先輩に感謝です・・・
本当に頑張りたい。
カナダでの仕事探し・振り返り【オフィス業務編】
やりたいことができる環境をいただけたので、当分カナダでの仕事探しはやることがなさそうです。
今回の仕事探しを振り返ってみます。
無駄な経験なんて一つもなかった
今回の仕事探しでも前回の飲食アルバイトの仕事探しでも強く感じたのは、
「今までしてきた経験、全部役立った。無駄なものがひとつもなかった」
ということです。
学生時代にやっていたバイトなんてもうレジュメに書いても意味ないかな〜とか
デザイナーとして雇ってほしいのに新卒の英会話スクール時代の話をしても意味ないかな〜とか思ってたんですが、
業務内容は違っていようと、そこで得た学びや知識、経験は今回の仕事探しに大きく役に立ってくれたと強く感じました。
なので、今までやってきたことで無駄だったことなんてなかったんだな〜とちょっぴり自信につながる経験になりました。
日本で職歴と実績を積んでおいたことが、想像以上に有利に動いた
これは本当に声を大にして言いたいです。
カナダでオフィスワークとかデザイナーみたいな技術職をやりたかったら、一旦日本で職歴を積んでおくことを視野に入れたほうが良いと思いました。
たぶん、これでもかというほど日本で石橋を叩きまくったほうが安全です・・・
ぐぐると未経験でカナダに渡航してエンジニアに!みたいな超尊敬記事も見かけますが、誰もがみんなそうはならないですし、だいぶレアケースなはずです。
※もちろん、行動力でチャンスを掴むという人もいるとは思います。
私は日本でフルタイムで働きながらデザインの学校にも通ったので、デザイナーとしての職歴の準備に3年以上かかってしまいましたが、3年前にその決断をしたことで今やりたいことができているんだと感じています。
とにかく運が良かった
万が一、普通にワーホリビザ1年だけで発行されていたら・・・?
もしそうであった場合、仕事探しが今回と同じ結果になっていたかは正直わかりません。
あとは本当に今回はタイミングが良かったなと思っています。
デザイナーとしてアピールしたら、求人は事務職だけどちょうどデザイナーがほしいと思っていた会社だったり、
雇っていほしいとメールを送った会社がたまたま事務職を募集するタイミングだったから選考をしていただけたり。
なので、最後には運とタイミングだなあと思います。
だからこそ、運が見方をしたときのために普段から用意しておくことは大切だし、
ナイスタイミングを逃さないために常に動いておくべきだな、と実感しました。
・・・
あまり参考にはならないかもしれない仕事探し体験談でしたが、
誰かの仕事探しにとってこの記事が勇気付けられる存在になれたらとても嬉しいです。